第6回

日本ネパール合同医療団による
無医村診療事業

 2004年4月28日、関空を出発し、5月5日に帰ってきました。
4月29日、チトワン、ゴチャダ村に入り、4月30日、5月1日の2日間診療しました。
マオ軍団が出没するので、治安を考えて、充分な広報活動はできませんでした。
その上、初日は風雨が強く、雷もなっていました。 それでも、123人受診され、
2日目は200人と、眼科で323人、全科で約1600人受診されました。
眼科の診察が始めての4年前は、点眼薬の説明に時間をとられましたが、3回目なので
目に入れることを理解してくれました。 私が診察する部屋は、ネパールの子供を育
てる会がゴチャダ村に建ててある診療所の角部屋で、2面の窓に囲まれた6−4畳くらい
の部屋です。仮のクロスでカーテンをつくりましたが暗室にはほど遠い環境です。携帯式
の倒像鏡とニコンのレンズを持っていくので、暗室でなくても診察できました。 子供は、
日本より幼く、小柄で、2才ほど実年齢より若く見え、30才を過ぎると、急に老けて来るよ
うです。 紫外線や過度の肉体労働によるのでしょう。 村はインドとの国境に近いのどか
な農村地帯です。3耕作も可能ですが農耕技術が遅れているので、日の出から日が暮れ
るまで、働いています。女のひとが良く働いているのを目にしました。若いお母さんも、子供
をかかえて1日忙しく、疲れているのが目立ちました。今年は眼科診療も3回目で、診察も
待っていてくれたようです。323人のなかで多かった疾患は、次の順です。

 1.白内障(64) 2.眼精疲労(57) 3.翼状片(51)
 4.アレルギー(45)

1・3 は、紫外線が誘因と考えられています。3は毎回、多く受診され、日本での頻度
とは10倍くらい多いし、若年で発症しています。アレルギー  は日本の花粉症とは違っ
て、砂埃や紫外線の影響が大きいと思います。春季カタルの少年が2人いました。

今回の診療には国際医学生連盟の後輩が4人参加してくれ、半日ずつ診察介助をして
くれました。頼もしい、学生さんでこれからの日本、世界の医療をになってくれると
頼もしく思いました。去年、小児科医の徳原先生が参加してくださり、いろんな話の
中で、わたしも、JIMSAの交換学生で医療研修をしたという話になり、後輩にネ
パールの話をしてみようということから4人参加してくださいました。診療の後かれ
らも、村の現状を調査し、結果をだされました。